青汁って聞くと、どんなイメージが浮かびますか。「罰ゲームの飲み物」とか「健康にいいのはわかるけど、まずい」とか、そんな感じでしょうか。
正直に言うと、私も数年前まで同じことを思っていました。フードコーディネーターとして食品メーカーの仕事もしているのに、青汁だけは自分の食生活に取り入れる気になれなかった。あの青臭い風味がどうしても苦手だったんです。
でも、最近の青汁事情を知ったら、ちょっと印象が変わりました。今の青汁、昔とはだいぶ違います。
目次
「まずい青汁」は過去の話になりつつある
主役がケールから大麦若葉に変わった
青汁がまずいと言われてきた最大の理由は、原料のケールです。栄養価は高いけれど、独特の苦味と青臭さがある。これが「青汁=まずい」のイメージを作った張本人でした。
ところが、ここ数年で青汁の主原料は大麦若葉にシフトしています。大麦若葉はケールに比べてクセが少なく、抹茶に近いすっきりした風味が特徴。水に溶かしただけでも普通に飲めるレベルです。
栄養面でもケールに引けを取りません。食物繊維やビタミンB2、鉄分、カルシウム、葉酸など、現代人が不足しがちな栄養素がバランスよく含まれています。詳しくは富士薬品の解説ページにまとまっていますが、1杯で摂れる栄養素の幅広さにはちょっと驚きました。
味のハードルが下がったことで、若い世代にも青汁を日常的に飲む人が増えてきています。ドラッグストアの青汁コーナーを見ても、大麦若葉を使った商品が棚の大半を占めるようになりました。
フルーツ青汁という選択肢も登場した
2017年頃にフルーツ青汁が大ヒットして、青汁市場は大きく変わりました。りんごやバナナの風味が加わったタイプは、ジュース感覚で飲める。20代〜30代の女性を中心に支持されて、「青汁=おじいちゃんの飲み物」というイメージも薄れつつあります。
ただ個人的には、フルーツ青汁は糖質が気になるものもあるので、大麦若葉100%のシンプルな粉末を自分好みにアレンジする方が好きです。
飲み方を工夫すると、もっと楽しくなる
豆乳割りとヨーグルト割りは間違いない
自分でいろいろ試してきた中で、まず間違いないのが豆乳割り。抹茶ラテみたいな味になって、朝食代わりにもなります。無調整豆乳だとさっぱり、調製豆乳だとほんのり甘くて飲みやすい。バナナを足してミキサーにかければ、もうほとんどスムージーです。
ヨーグルト割りもかなり気に入っています。飲むヨーグルトにスプーン1杯の青汁粉末を混ぜるだけ。酸味と青汁のほろ苦さが合わさって、デザート感覚で飲める。はちみつを少し足すと甘みが加わって、さらに食べやすくなります。朝の忙しい時間でも30秒で作れるのがいいところ。
意外な組み合わせが当たることもある
りんご酢割り、トマトジュース割り、プロテインに混ぜる。やってみると「え、これいけるの?」という組み合わせがけっこうあります。
私が最近ハマっているのはプロテイン+青汁。チョコ味やバナナ味のプロテインに混ぜると、青汁感がほぼゼロになるのに栄養はしっかりプラスされる。トレーニング後のたんぱく質補給と野菜の栄養を同時に摂れるので、ズボラな私にはぴったりです。
あと地味におすすめなのが、味噌汁に混ぜるパターン。温かい汁物に溶かすと青臭さがさらに和らいで、野菜スープのような味わいになります。冬場は特に重宝しました。
こういうアレンジのアイデアを探しているとき、青汁の飲み方アレンジをまとめた日本薬健のページがかなり実用的でした。牛乳割りからビール割りまで10種類のレシピが載っていて、試してみたくなるものばかりです。
「続けること」が一番大事
東洋新薬が公開している大麦若葉のエビデンス解説によると、便秘傾向のある成人を対象にした試験で、大麦若葉末を2週間摂取したところ排便回数が有意に増加したという結果が出ています。食後の血糖値上昇を抑える効果も確認されていて、科学的な裏付けのある健康食品です。
ただし、これは継続的に摂取した場合の話。1回飲んで劇的に変わるものではありません。
だからこそ、「おいしく飲めること」が結局一番大事なんだと思います。まずいのを我慢して飲んでも3日で挫折したら意味がない。自分が好きな飲み方を見つけて、歯磨きみたいに習慣にしてしまうのが最強のコツです。
青汁の味が進化した今、「まずいから飲めない」はもう理由にならなくなってきています。まだ試していない方は、騙されたと思って一度今の青汁を飲んでみてください。たぶん、イメージが変わりますよ。